2017年度上期トピックス


平成29年度始業式

 4月20日(木)コムナーレ15集会室で始業式を行いました。

会長の訓示に続いて、再編成した班毎にミーテイングを行い、運営や委員選定を行いました。

5班編成となり、班当たりの人数が増えたためか、賑やかに、活発に会話が弾んでいました。

新しい委員の皆さん宜しくお願いします。

 後半はクラブ活動紹介で全10クラブの活動紹介と勧誘がありました。

どのクラブも活発な活動が続いていて楽しみです。

5月講座 「過酷な運命にもまれた戦国女城主 井伊直虎」

講師 歴史家 森山逵夫先生

 

 本日のテーマは、現在放映中のNHK大河ドラマ「井伊直虎」についての詳細な解説です。

 はじめは井伊家のルーツからの紹介です。井伊家の初代当主は井伊共保で捨て子であった。井伊共保は三国家に養子となり、自分が捨てられていた井伊谷を治めていた事から井伊氏を名乗ったと言われています(1010年頃)。

 

以下、テレビドラマの主人公井伊直虎の生涯の概説です。

井伊家が誕生して約500年後の1536年(天文5年)に安佐 香(後の直虎)が生まれています。場所は遠江国井伊谷(浜松市の西方)です。父親は井伊直盛。井伊谷城主。直盛には男の子供がいないので婿養子を迎えます。相手は直親です。ところが、婿養子に迎えるはずだった直親の父親が今川義元への謀反の疑いをかけられ自害してしまいます。直親も信濃に逃げてしまいます。そして出家して「次郎法師」と名乗ります。結婚するはずだった直親は信濃で出会った女性ひよを正室に迎え、井伊家の領土に戻ってきます。一方、井伊家では父親の直盛が桶狭間の戦いで死去。後を継いだ、直親は今川氏真に殺されてしまいます。

その後も井伊家では様々な不運に見舞われ、結局、家督を継ぐものがいなくなります。

次郎法師から還俗して、直虎と名乗り、井伊家の城主となるのです。

 

戦国時代に「直虎」と男性の名前を称して家督を継いだ 「女城主」。生涯独身を貫いた井伊直虎が遠江・井伊家断絶の危機を救った女領主となり、家名を存続させた波瀾万丈の「女地頭」とも称されています。直虎は困難の中、家名を存続させるため直親とひよの間に生まれた井伊直政(後の徳川四天王)を厳しく育て上げるのです。井伊直政は徳川家康のもとで大出世! 後に彦根藩の藩祖となります。直虎は天正10年47歳で亡くなります。直虎の生涯は波乱に満ちた戦国時代を男として生き、家名を存続させ、徳川四天王の一人直政を育て上げたことだと思います。直虎が出現していなければ井伊家は滅亡していたに違いないからである。

まさに戦国の世にあっては死ぬか生きるかの戦いの中で、いかに家名を存続させるかの戦いが、ドラマチックに演出されるのがテレビドラマだと思うのです。

 

6月講座 「桜環境センター見学」

6月度講座は、環境問題に目を向け、平成27年4月1日より運行開始された最新の設備を誇る桜環境センターを見学しました。桜環境センターは、ごみや資源物を処理する施設で、熱回収施設(ごみ焼却施設)、リサイクルセンターのほか、環境啓発施設や、ごみを焼却する際の熱エネルギーを回収して利用する余熱体験施設などを有しています。

 桜環境センターへは浦和駅西口バスターミナル5番乗り場から志木行きバス櫃沼バス停下車あるいは西浦和駅下車約15分。

10時に当センターの職員より簡単な紹介があり、本日見学するごみ処理施設(熱処理施設・リサイクルセンター)の概要をDVD上映(10分)で学んだ後、2つの班に分かれて職員に導かれて熱回収施設、リサイクルセンターの順に見学。本日の参加者は43名。

熱回収施設はもえるごみ等を燃焼し、資源化します。また、発生した熱を効率よく回収して発電や余熱利用を行います。主な見学設備はプラットホーム(ごみ収集車がらごみピットにごみを降ろす施設)、ごみピット(ごみを貯留しクレーン車を使って撹拌しガス化溶融炉に投下する施設)、ガス化溶鉱炉(溶鉱炉に投下されたごみは、1700から1800度で溶かされ、スラグとメタルに資源化される)。この熱処理施設の処理能力:380トン/日(190トン/日×2炉)、発電出力:最大8,500キロワット。

続いてリサイクルセンターを見学。リサイクルセンターは市内で回収されたもえないごみ、粗大ごみ、びん、缶、ペットボトル、食品包装プラスチックを選別して資源を回収する施設です。

 ここでは粉砕機が活躍する施設で、一時破砕機(カッターが回転し、はさみで切るように破砕する設備)と二次破砕機(高速で回転するハンマーによりごみを細かく破砕する設備)がある。選別はペットボトル選別コンベア、スチール缶自磁選機・アルミ缶選別機、びん手選別コンベアがあり、手選別も行われていることも知った。処理能力:91トン/日(資源選別系:63トン/日、破砕選別系:28トン/日)。

 本日の施設見学の感想としては、「ごみは資源である」と同時に循環型社会の理念として3R(廃棄物等の発生抑制Reduce、再使用Reuse、再生利用Recycle)を学ぶことができました。国際問題である温暖化問題を頭の片隅において、ごみ問題にも向き合っていきましょう!

 

施設の詳細はホームページを参照してください。     ・・・  桜環境センター

 

7月講座 「第二回落語鑑賞会」

 日時:平成29年7月5日(水)10:00~11:40

  場所:コムナーレ9階15集会室

 

出演者の皆さんは、落語教室として最も古い北千住にある「キャナリー落語教室でプロの噺家から毎月1回稽古をつけてもらっている落語愛好家5名の方々です。

 

 

『親子酒』 鹿鳴家さん好

  元プラント設備会社のサラリーマン。落語教室・三遊亭歌奴クラスの最古参。

  滑稽噺を得意として活躍中。

(あらすじ)

古典落語で大酒飲みの親子の噺。大酒飲みの親父は先のあるせがれに事があってはと親子が相互に禁酒を提案。ある日、親父は我慢しきれずに適当な理由をつけて一杯、一杯と重ねてべろんべろん。一方、せがれは仕事の付き合いから断れずにぐでんぐでんに酔って帰宅。親子はばつが悪く、いろいろ取り繕っていたが、親父はこんな大酒飲みの息子に身代は譲れないといえば、こんなぐるぐる回る身代なんていらないというサゲ。

 

『お化け長屋』 鹿鳴家あん好

  茨城県出身の元銀行マン。「笠碁」などじっくり聞かせる噺、とぼけた与太郎・人情話など

  多岐にわたる持ちネタがある。端唄なども得意。

(あらすじ)

古典落語でも有名な噺。店子の古株、古狸の杢兵衛が世話人の源兵衛と相談し、

店を借りにくる人間に怪談噺をして脅かし、追い払うという噺。最初に現れた客は気の弱そうな男で、杢兵衛の語る怪談話にすっかり怯えて、財布を置いて逃げ帰る。次に現れた男は、豪胆な男で、杢兵衛の語る怪談話など怯える風もなく、一方的に長屋を借りると言い放って帰ってしまう。よく見れば先客が置いて行った財布まで持ち帰ってしまった。

 

『ちりとてちん』鹿鳴家ここあ

  関西出身の女性落語家。昨年11月大阪池田市で行われた桂文枝が審査委員長の

 「全日本社会人落語選手権」で「池田市長賞(4位相当商品)」を受賞、

  全国に知られた社会人落語界の実力者

(あらすじ)

上方落語。何でも知ったかぶりをする気取り屋の男と、いつもこの男に翻弄されている男の噺。腐った豆腐は色、形,臭いとも捨てるにも困っていた。そこで考えたのは腐った豆腐に白砂糖と唐芥子の粉をまぜたものを長崎名物珍味 『ちりとてちん』と命名し、あの気取り屋の男に食わせることにした。男は例によって、この『ちりとてちん』は何度も食べたことがある珍味だといい、長崎名物の絶品の珍味だと息巻く。そして食する羽目になる。男は逃げ場もない。とうとう口に入れた。涙はポロポロ、身体はがたがた。お味はと聞けば、「これは腐った豆腐のような味」だと。

 

『背なで老いてる唐獅子牡丹』鹿鳴家酒豪

  元音響電機メーカーのサラリーマン。夫婦・女将が出てくる噺を多く手掛け、

  年間60席以上口 演している。色物といわれる南京玉すだれ、手品も得意。

(あらすじ)

少子高齢化の中の任侠の世界の噺のようだ。組の親分が一番若い「てつ」を呼べという。その「てつ」も61歳。高齢化が進む中でどのような展開になるのか楽しみだが、演者は体調が悪いようで、半分ぐらいで退座した。

 

『くしゃみ講釈』鹿鳴家七夕

  上方落語の雄、キャリアは落語教室でも一二を争う、上方囃特有の賑やかなハメもの

  (音)いりが得意。プロ並みの腕前。

(あらすじ)

男は彼女と夜半逢い引き中に、犬の糞を踏んだ講釈師によって逢い引きを台無しにされ、彼女から一方的に別れを告げられてしまう。男は兄貴にこのいきさつを話し、男は復讐を決意する。講釈師が釈台に上がり、語りはじめる。ふたりは計画通りに唐辛子(コショーが売り切れ)の粉を火鉢にふりかける。すると、講釈師の語りは、しどろもどろになり、とうとうくしゃみが止まらなくなって止めてしまうという噺。

 

コメント

  セミプロの面々、さすがに口座に上がってからの間合いとか、目の置きどころ、手や扇子を用いての動作など、勉強になりました。噺は古典落語でしたのでダジャレが少なく、思わす声を出して笑ったり、手をたたく場面が少なかったというのが印象ですが、十分に楽しませていただきました。

浦和踊りに参加して楽しみました

 7月16日(日)の浦和踊りに参加しました。

 13期は21名の踊り子と10人のサポーターでの参加となりました。

 16時30分スタートの4番目で約40分間、中山道を踊り歩きました。今年は、酷暑が続き35度を超す気温でしたが、太陽が雲に隠れ蒸し暑さを我慢しながらの踊りになりました。

もう5回目の参加となり、余裕を持って、周りの人たちと交流しながら進み、幸い熱中症になる事もなく無事ゴールに辿り付きました。

その後、懇親会場に場を移し、暑気払いを兼ねて楽しく時を過ごしました。

参加した皆さん、お疲れ様でした。

9月講座「医療費ゼロの生活習慣実践」

9月29日(金) 10:00~11:30

コムナーレ10階 13集会室

 

「健康で老いる ~植物パワーに学ぶ~」

  健康について

  健康寿命

  未病

  免疫系

  植物パワーは凄い

  活性酸素

  ファイトケミカル

  野菜の色と栄養素

  ファイトケミカルの上手な摂り方

(結語)「健康で老いる」とは健康寿命を延ばすこと。平均寿命から健康寿命を引いた差は介護等

を必要とする期間で、米国や欧州諸国と比べて3年~5年長い。このことを前提に健康寿命を延ばす方法について言及した。※自由記載老化や生活習慣病の原因は活性酸素による影響だといわれている。植物は活性酸素や外敵から身を守り、自ら成長・維持するために光合成によって自ら栄養素を作り、活性酸素から身を守るためファイトケミカルを作る。ファイトケミカルを効果的に摂る方法について説明。多くの賛同を得た。

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頭で考えるだけでは無く実践する事が大切。

 

これからの時代は節約が大切だが、切り詰められるものは限られている。 
国にとっても、個人にとっても医療費の節約が大切である。 
生涯医療費は一人2500万と言われ、70歳までに半分は使われている。 
病気になる前(Before)と後(After)のどちらを重視するかは自明の事。 
病気にならないために、具体的な行動を考え自ら実践する事が大切。 
運動、食事、ストレス、たばこ酒・・・・、実践して下さい。 
最後に、医者への掛かり方で貴重なアドバイスがあります。 
医者も患者も10分の真剣勝負と考え、自分の症状をいかに伝えるか 
を考え対応してください。医者に任せず自分から働きかける事が大切です。