2020年度下期トピックス


12月講座 皆で楽しくコグニサイズ

12月4日の講座は、師走に入っても新形コロナウイルスの収束が不透明で、高齢者が感染すると重症化する可能性が大きいことから、自宅に籠もる時間が多くなり体力の低下が心配されます。自宅で簡単に出来る体操、呼吸法によって健康維持する方法を講師 沼澤広美氏「皆で楽しくコグニサイズ」の講演を2020年の締めとして実施しました。「コグニサイズ」とは、簡単な筋トレと脳トレの組合せで、認知機能と

運動機能の向上を目指したものです。

今回は、椅子を大きな円陣にして並べ、椅子に座って足の運動と同時に発声と手を動かすことや椅子を使っての屈伸運動等、時間の経つのを忘れて楽しく講座の終わりは、体が軽くなり、自宅でも習ったもの実行していきたい。


11月講座 人生100年時代の医療・介護・qol

11月6日(金)28名の参加を得て、市村講師のお話を伺いました。講師には4年前にも医療費の節約につきお話を頂きました。
今回のお話を受講録としてまとめました。

 

日本人の平均寿命は約87歳で100歳以上の人が8万人となり、100歳まで生きる事が当たり前と感じられる時代となりました。しかし、医療と介護に頼らない健康寿命はまだ75歳であり、これをいかに延ばすかが大切です。

 

これからの人生で大切なことは、お金、健康、そして生きがいです。
①お金について、収入は減るばかりですが、物

 価、税金、保険料など支出は増えるばかりで

 す。衣食住に関わる事で節約を図っても、工

 夫と努力の割には削減が難しいと思います。

 節約に一番効果がでるのが医療費です。 
 一人生涯2700万と言われる医療費を節約

 できるよう心掛けて下さい。
②健康を害することは、本人ばかりでなく家族、会社、医療施設にとっても大きな負担となり、損失

 となります。最近は若年者の死因一位が自殺となっています。心の健康維持も大切です。
③生きがいも長寿にとって大切なことです。居場所がある、話し相手が居る事は、それだけで生きが

 いの一助になってます。でも、家族関係を大切に維持する事が原点です。ストレス、葛藤も多々あ

 りますが最後は家族です。
今日参加の皆さんは、お金にはあまり困らず、生きがいも持ち、健康も維持できていると思います。でも、特殊詐欺、天災は心配です、油断しないで下さい。
今日勉強した事、議論したことも参考に、人生100年時代を楽しんで下さい。


10月講座 アンサンブル・カモミール演奏会

令和2年10月29日(木)

 

久しぶりにプラザイースト映像シアターにて、13期校友会開催の「アンサンブル・カモミール演奏会」が開かれました。一時は下火になりましたが収束しそうでなかなか収まらないコロナ渦でいくつかの行事が中止になり、なにか鬱憤とした心境を今回の演奏会はそれらを和まし開放してくれる、そんな期待があります。 

アンサンブル・カモミールとは緑区三室にある予約制のカフェ「KAMOMILE」のママ加茂野真弓さんを中心に各地で活躍する音大出身者仲間が結成し、そのお店の名前を冠した女性室内楽グループだそうです。年4回集いコンサート活動を行っています。今回は13期生のための特別公演です。

アンサンブルはピアノ、ハープ、ソプラノ、アコーディオン、チェロで構成されており、なかなか珍しい組み合わせです。今日はアンコールも入れて全10+1曲の演奏です。 

 

アンサンブル ・ カモミール メンバー(敬称略)

 

梅田 寿子       ( ハープ ・ ピアノ ) 

 

加茂野 真弓   ( ソプラノ ・ ピアノ)

 

高岡 文子      ( アコーディオン ・ ピアノ )

 

山田 理沙      ( チェロ ) 

プログラムは、まず、全インスツルメントで聞き慣れたディズニーメドレーから始まりました。子供や孫を連れて行ったディズニーランドが脳裏に浮かびました。次に各楽器の特徴や引き方などの説明をされながらのソロ演奏が続きました。アコーディオンによる懐かしい「ビア樽ポルカ」や、普段はあまり耳にしないハープでの軽快な「ヘンデルのハープ協奏曲」、これは世界最初のハープ協奏曲だそうだ。そしてチェロによる愁いを含んだ調べの「ラフマニノフのヴォカリーズ」、その後、ソプラノも入れての全員での「You Raise Me Up」など、あっという間に前半が過ぎました。

後半は、メンバーの中の3人の演奏者がピアノもお弾きになられるので、なかなか見られない圧巻の6手連弾(3人の手の数)を披露していただき、ポピュラーな「80日間世界一周」を豪快、ときには繊細に演奏され大いに印象に残りました。

ソプラノは前述のカフェ「KAMOMILE」のママ加茂野真弓さんです。まず大ヒットしたミュージカルキャッツの挿入歌「メモリー」、この曲はいつ聞いても感動しますね。そして日本の野上彰作詞 小林秀雄 作曲の「落葉松」(からまつ)は加茂野さんの胸の奥からこみ上げてくるその熱唱ぶりに、心が震わせられました。最後に、葉加瀬太郎の「情熱大陸」を会場全体での手拍子も入れて、ハイテンポで大いに盛り上がり演奏会を終了しました。

余談ですが、ハープは30Kgあるそうで、筆者も運搬に協力しましたが、細身で小柄な演奏者の梅田さんがキャリアーを使ってすいすい運んでいるのに驚きました。手伝った自分の無力さが目立ちましたが、今日の素晴らし演奏を聞いて明日から、また、力が湧いて来ることを実感できた一日でした。改めてこの状況下で大げさに言えば、音楽を聞くことは我々にメンタルとフィジカルはもちろんスピリチュアルな部分にも好影響を与えてくれるものであり、ありていに言えば、日常生活のストレス緩和に大いに役立つこのような演奏会を、また、開催できることを願うものです。

                                     記事 4班 都丸