2015年度下期トピックス


2月講座 「クラッシク音楽を楽しむ・・・西洋音楽史入門」

2月16日(火)13時過ぎから、和光大学講師の中川つよし先生をお招きして西洋音楽史を目と耳で学びました。

 日頃あまり縁が無い方も多い領域ですが、西洋音楽、所謂クラッシクを音楽学と言う切り口で学ぶとても興味深いお話でした。

 

 中世ゴシック期 ・・ 音の美しい調和

 ルネッサンス期 ・・ 自然で美しい調和的音楽

 バロック期   ・・ 情緒を劇的に表現

 古典派     ・・ 形式美を重視、美しい旋律と和音

 ロマン派    ・・ 形式を破棄し、作曲家の理念感情を表現

 現代      ・・ 旋律と和音を破棄し抽象的な響きを探求

 

時代の美術作品を目で見つつ、その時代の音楽を耳にすると、その特徴や価値観が分かる気がするところが不思議な感じでした。

 

「芸術には進歩は無く、価値観が変わるのみ」と言う話が耳に残りました。

最後に、リコーダの生演奏を聴かせて頂き2時間を超える講義を終えました。

 

1月講座 「人生のエンデイングを考えてみる」

1月19日(火)14時から「終活」をテーマにした講座を開催し、講師には終活カウンセラー協会代表の武藤頼胡先生をお迎えしました。講座希望アンケートでNO.1のテーマでもあり60名の出席を得て盛況となりました。

 婚活、就活などと違い、誰にでも間違いなく必要となる終活について、活動が始まった起源や社会的背景などの説明を受け身近なテーマにつきクイズ形式で、私たちが知っておくべきテーマを復習しました。 

昔、死は地域で対応した、やがて家族で考え対応する時代となり、今や「死の個人化」の時代になってきており、最期を自分で決める必要がある時代となっている。

 終活とは、「人生の終焉を考える事を通じて、自分を見つめ。今をより良く、自分らしく生きる活動」のことを言う。それを考えるきっかけとして「人生の棚卸表」を書いてみては如何でしょうかとの提案で講演が終わりました。

12月講座 「江戸文化講座&三味線ライブ」

師走とはいえ小春日和のポカポカ陽気となった125日(土)さいたま市民会館うらわコンサートホールにて12月講座「江戸文化講座&三味線ライブ」を開催しました。今回の講座は13期校友会だけでなく東浦和校協議会からの参加も頂き会場は大入り満席となりました。

開場にあたり師匠とお弟子さんとの二丁三味線でのウエルカムソング生演奏で参加者を迎えていただき突飛な演出におどろきと笑顔で入場された方が多く見受けられました。

 

13期会長から開催挨拶のあと、早速、講師の富士松延千代師匠から先ず座学として「江戸文化」についてというより専ら江戸吉原について話があり、更にクイズ吉原検定!!これが出来ればあなたも吉原通として6問選択クイズが写し出され、眠くなる時間帯にも係らず鈍くなった頭をフル活動させ夢中で何れかに手を挙げていました。その一題として好きな遊女に振られてしまいしょげて帰るお客に対する慰めの言葉は?答えは・・・・振られて帰る果報者でしたね。

「吉原」という花街があったことは分っていても殆ど新鮮なユーモアにあふれた楽しいお話でした。

休憩をはさみ後半は、メーン演目のかごつる花街酔醒さとのえいざめ(別名吉原百人切り)を楽しみました。登場人物は八橋やつはし花魁おいらん)、繁山栄之丞しげるやまえいのじょう間夫まぶ)と佐野治郎左衛門(客)で八橋をめぐる男女の三角関係のこじれから花魁がの妖刀(かごつる)で命を落とすといったストーリーを二丁三味線による生演奏と熱い語りで堪能しました。

 

 また、「都都逸あれこれ」や「端唄をうたおう」のコーナーでは、東雲節、かっぽれ、淡海節、奴さん等々会場と一体となってのライブで、日常の一時を忘れさせた2時間となりました。

 

都々逸とは

どどいつは七・七・七・五、二十六音という決まった形をとる詩(定型詩)です。

 

端唄とは

江戸の庶民が広く愛唱したもので、通俗的に唄われたものが多く、作者、作曲者の不明が多い。

 

11月講義 子規の俳句で巡る根岸(課外講座)

11月20日(金)午前と午後に分かれて屋外講座を実施し、

「根岸子規会」奥村先生の講義とガイドで根岸一帯を巡りました。

 子規庵で、子規についてエピソードを交えた説明を受け、庭園、庵を見学し、東屋で「根岸」の街につき学んだあと、明治時代の地図を手に往時をを偲びながら句碑巡りに入りました。

  有名な料亭笹乃雪の前には、「水無月や 根岸涼しき 篠の雪」子規直筆の字体の句碑がありました。根岸小学校前には「雀より 鶯多き 根岸かな」と分かり やすい句がありました。午後の部では、校門に居た校長先生のお招きで玄関にある昔の根岸の風景画を見ることができました。

 元三島神社から 旧陸奥宗光邸を巡り有名なお行の松まで、詳細に渡る歴史、地理、人物の解説を受けながら進みました。「薄緑 お行の松は霞けり」。最後は名物「羽二重団 子」のお店の前で解散となりましたが、予定時間を大きく超えながらも、大変興味深く充実した講義になりました。

「芋坂も 団子も月の ゆかりかな」

10月 懇親旅行 「秋彩 上州の旅」  10月28日(水)

 数日前まで天気予報は「曇・雨」でしたが、参加者の行いが良かったせいか出発時には見事晴れていました。7時半に緑区役所を出発し、外環から関越 道に入り吹割の滝を目指しました。今回の参加者は45名で大型バスの座席が丁度埋まりました。2階建て風で座席の位置が高く、シート間も広い快適なバスで した。

 上里SAで休憩の後、沼田IC経由で吹割の滝に10時頃到着しました。この辺は紅葉が始まっていてとても綺麗でした。渓谷への階段 を降りると、白い岩肌と両岸の紅葉、流れる水と青い空が見事に調和した素晴らしい景色でし。少し下ると「東洋のナイアガラ」が見えてきました。秋なので水 量が少ないとのことでしたが、幅広く局面を作って流れ落ちる水は一見の価値アリでした。自由時間に渓谷を散策し、吊り橋や観音参拝し11時頃昼食会場であ る酒蔵「誉国光」へ向かいました。

15分程の行程で到着し、簡単な工場見学の後、4種のお酒を試飲しました。大吟醸、生酒、梅酒、ゆず酒、いずれも、おかわりしたくなる美味しさでした。敷地内にあるレストランでは釜飯、山菜天ぷ、こんにゃく料理の定食を美味しくいただきました。

  お土産の酒を仕入れて、道の駅「川場」に向かいました。 ここの道の駅は人気が高く、平日でも多くのお客さんが居ました。各工房と言われるショップも人が 溢れ、レジには長い列ができていました。特に、野菜売り場、パン売り場が盛況でした。皆さん大きな袋を下げてバスに戻り、最後の目的であるりんご狩りに向 かいました。 

沼田ICのすぐ近くにある「桑原農園」にバスを止め、りんご畑に分け入りいました。富士、陽光、名月と言った品種に人気が集 まっていました。「りんごなんて沢山たべられないわ・・」とか、わいわいガヤガヤ言いながらも、いつの間にかテーブルに群がり、りんごを食べる集団となっ ていました。 お土産のりんごを2個ずつ籠にいれ笑顔でバスに戻りました。あっと言う間の一日で、すでに3時過ぎになっていましたが、順調に帰路につき、 ビンゴゲーム、コーラスを楽しみながら、逆ルートで東浦和駅経由緑区役所に戻りました。到着は17時30分でした。

 企画から万端のお世話をして頂いた、ウオーキング部と6班の皆様に御礼申し上げます。