9月13日(金) 尾間木公民館にてヨガ教室が行われました。ヨガの講師は日本人の父、イギリス人の母を持つハーフで3人の子供を持つ加部春后シャーロットさんです。
今回は他期からも10数人が参加され我が会員とともに賑やかに開催されました。
ヨガは皆さんも既にご存知と思いますが、心身にさまざまな効能をもたらすと言われています。
広い多目的ホールの壇上に講師が椅子に座り、我々は広間に格子状にきちっと並べられた椅子にそれぞれが座ってスタンバイ。本来であればマットの上で行うものなのですが、簡単にヨガを体験するために椅子に座るようにしました。
まず基本の呼吸法から始めます。背筋がピンとしていないと呼吸が通らず良い息ができないのですが、普段の生活の中ではソファーに変な形で座っていたり、無意識に前かがみの体勢が多く良い呼吸をしていないらしい。自分の呼吸を意識し呼吸の速さ深さ、胸お腹の動きを感じての呼吸を言われたとおりに行う。腹式呼吸は副交感神経を刺激してリラックスさせるので眠れないときなど有効とのこと。そして胸式呼吸のほうは交感神経を高めるのでスポーツに良いそうだ。
次に、椅子の後ろに立った姿勢で、肩をリラックスしてお腹に深い呼吸をして体の中の酸素量を増やします。そして自分の足裏の前後左右の重心を確認しながら正しい姿勢を認識します。正しい姿勢で立ったり歩いたりするのは、ありがちな前かがみ姿勢を矯正して
呼吸や体の歪による足腰の負担を和らげ転倒防止にもなります。毎日1分以上の片足立ちは骨に負荷をかけ骨密度を上げ、だんだん弱くなる骨を強くしてくれます。
「尿もれの」の対応もありました。これは骨盤底筋の緩みや内転筋の衰えが原因だそうで、ヨガの呼吸法で筋肉への意識を改善させます。トイレの我慢を想像して呼吸と連携して力を入れます。骨盤底筋は体の中で一番覚えの良い筋肉だそうで続ければ改善するということなので、習慣づけたいものです。
リンパの流れを良くするため手を上げて指先から腕の付け根に向かってゆっくり撫でなでます。これはむくみ軽減や免疫力向上など効果は知っていましたが、自分で皮膚を撫でることによって幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されることは思ってもいませんでした。そう言われればなにか幸せになった気持ちがします。
最後は笑う練習です。子供は1日に300回も笑う。20-30代は20回くらい、60以上になると5~6回だそうです。1分間の笑いは10分間の有酸素運動と同じ。大事なことは、恥ずかしがらないことだそうですが、講師の方はさすが役者のようにに笑いますが、こちらはやはり笑いがぎこちない。
今日は、ヨガの基本的なものの体験と、どのくらい自分の体を知れるか、体の声を聞けるか、ということで体を動かしてきましたが、手足や首、腰、胴体、背骨など思ったより固くなっていたり正しい姿勢を取れないことを実感してしまいましたが、ヨガの呼吸法と動作で体もほぐれ気分もスッキリした感じがしました。一日一回、体を動かし観察することが良いそうですが、皆さんもできる範囲で続けて見てはいかがでしょうか。
文責、写真:都丸
PARCO9階の展示コーナーを借り切って、展示会と講演会を実施しました。講座担当2班のTさんが一目見て感動した作品の制作者にグイグイと近づき、今日の講座を実現させてくれました。引き受けて頂いた浅田講師には深く感謝申し上げる次第です。
展示コーナーの壁一面に版画の数々が掲示され、テーブルの上には水彩画と文章の綴られた紀行文集や記録集、陶器や箸置き等の焼き物も展示されました。どの作品もアマチュアレベルを超える力作と
感じました。水彩画、版画の構図、色彩、表現力に多くの人が引き付けられた様です。
父親の遺訓「人生は1回、楽しもう」と、サミュエル・ウルマンの詩「青春は人生のある期間でなく、心の持ち方を言う」を定年後の生き方の軸に据え、今を楽しみながら作品作りに励んでいるとの事です。興味を持つことに取り組み、学び、出会いを大切にする青春を感じました。
作品作りへの集中と併せ、ハイキング、登山、ハーモニカなど幅広い趣味も作り、心身のバランスもとる事を心掛けているとの事でした。
今後も、「この楽しみを継続する為にどうするかを考えている」と締めの話がありました。友を作り話をする事、規則正しい生活をする事、楽しく生活する事がその方向に合致するのではとも話されました。
目で見て、話を聞いて、自分にも響く、充実した2時間でした。有難うございました。
6月24日(水)埼玉会館小ホールにて、今年も「マリンバ・ピアノと弦楽四重奏の調べ」コンサートを開催しました。
梅雨の合間の好天に恵まれ爽やかな日となりました。開場を待ちきれない人がホール前に溢れ、開場時刻を20分早まましたが、予定の会場時刻1時30分には、500席のホールがほぼ満席となりました。
今年も、オープニングはマリンバと弦楽四重奏の共演で、「ウイリアムテル序曲」に始まる3曲が披露され会場の雰囲気が一気に盛り上がりました。この日の為にオリジナルの譜面を用意して実現したとの事です。演奏者の皆さんに感謝です。
第一部の弦楽四重奏の調べは「コンコルデイア」4名の皆さんの見事なハーモニーで、「椿姫より・乾杯の歌」等クラッシクを3曲、「ジョンレノン・イマジン」等洋楽2曲、「残酷な天使のテーゼ」などアニソン2曲、「飢餓海峡」等我々年代にとっての懐かしき歌謡曲を三曲とバラエテイーに富んだ内容でしたが、全て「歌が入った曲縛り」での選曲と趣旨説明を頂きました。「お富さん」では弦楽四重奏ながら、手拍子、歌声迄響き、舞台と客席がグッと近づきました。
第二部の最初はピアノの独奏で、「ピアノソナタop.7第一楽章」「子犬のワルツ」が披露されました。演奏が進むにつれ、力強く、奥深い音色に会場が引き込まれ、最後の鍵盤の音が収まると同時に、会場から万雷の拍手が沸き上がりました。
次いで、マリンバ演奏ピアノ伴奏に入り、「ドナウ河のさざ波」でクルーズ気分を味わい、「荒城の月変奏曲」で自然の悠久と人間の盛衰対比を味わいました。次いで、マリンバに合ったアップテンポで、「クシコスポスト 」等2曲。マリンバソロで 「 ジターノ」が披露されました。フィナーレ前に、直近の演奏者のご苦労話があり、人生の山谷を曲に盛り込んで表現された「チゴイネルワイゼン」熱演で終演を迎えました。
演奏が終わると会場からアンコールの大声援が送られました。 それに応えて、弦楽四重奏も加わり「ふるさと」が演奏され、会場の皆さんも合唱して、大盛況の中終演を迎える事ができました。
会を重ねる毎に、演奏者と会場の親密度、一体感が増してきている印象を受けました。
出演者の皆さん、舞台担当、会場担当、受付担当、介護担当、写真担当など、皆さん大変お疲れ様でした。半年以上前からの企画を着実に進め、今年も成功裏に終わる事ができました。有難うございました。
4月5日、時折小雨の降る天候でしたが、トラスト管理の皆さんのご厚意により、見学会を実施できました。
9時過ぎ集合の先発組は、加倉井講師ご夫妻の案内で、鷲神社方面を見学しました。見沼田圃の歴史、代用水の生い立ち、斜面林の重要性など、昨年は座学で教えられましたが、現地で景色を見ながら話を伺うと更に興味深く感じられました。
今年は開花が遅くなったので、丁度今日に合せる様に満開の桜の景色も堪能できました。五斗蒔の桜、柳、菜の花など交えた景色は、柔らかな春を感じさせる素晴らしいものでした。
見沼代用水原型保全地区に戻り、自然保護の重要性と、エコエコの取り組みも伺いました。竜神マルコは動植物多様性維持に重要な役割を果たしているとの話は驚きでした。
10時から全員22名が揃い、普段は入れないトラスト内部を見学させて貰いました。
自然のままでは維持できない環境を、人間の手で最適に維持するのは、エゴなのかエコなのか不思議な感覚です。これだけの広い場所を少ない労力で維持している皆さんの努力に感謝です。
東屋に戻ると、スエーデントーチが着火され、マシュマロを焼きながらクッキー・クラッカーとのサンドなど美味しく頂きました。手製のエコ手芸の数々のプレゼントもあり大いに盛り上がりました。頂いたミズキの枝は見事に葉が広がってきました。こういった自然を是非守りたいものです。
これだけの準備は大変だったと思います。企画したTさん、協力頂いたトラスト関係者の皆さんに感謝致します。