トピックス 2023年度上期


9月講座 健康は元気な腸から

 台風13号が迫りくる豪雨と強風のなか、13期20余名の猛者たちが埼玉ヤクルト販売の佐藤秀子氏の出前講座「健康は元気な腸から(おなか元気教室)」を聴講するため浦和コミュニティセンター13集会室に集いました。

腸内環境の悪化は免疫力の低下につながり、病気になりやすい体になります。 「腹が黒い」「腹が立つ」「腹を割る」「腹の虫がおさまらない」など私達は腹(腸)と心(脳)を結びつける言葉を知らず知らず使用しているぐらい腹と心には密接な関係があるようです。そのため腸は生きるために最も重要な器官ゆえに腸が丈夫だと健康で長生きできるとなり、レジュメ以外の資料では腸は第2の脳だと記載されているものもありました。

 

 講座では①腸のしくみと働き②排便について③腸内細菌の働きについて予め配布されたレジュメとスクリーン映像を使い分かりやすくお話をいただきました。

①  腸の3つの働きについては、1.食べ物を消化し、栄養を吸収する2.水分を吸収して便をつくり、体外に排出する3.外敵から体を守る~腸は人体最大の免疫器官~

②  排便については、1日1回(2~3日でも)スムーズで後がスッキリな排便が望ましいとあり、実際に実物代の大きさと重さの便を受講者が手にとって確認しました。

③  腸内細菌については、小腸から大腸にかけて100兆個の多種多様な細菌が生息しており、これらの様々な菌がバランスをとりながら腸内環境を良い状態にしております。その様がお花畑(英「flora」)に見えることから腸内フローラと呼ばれるようになりました。乳酸菌などの有用菌(善玉菌)と大腸菌などの中間の菌(日和見菌)とウェルシュ菌などの有害菌(悪玉菌)の割合は2:7:1でこのバランスを崩さないためにも乳酸菌・ビフィズス菌などの有用菌を摂取することにより有害菌を抑えることが腸内環境を良好に保つ秘訣のようです。その他にも腸内環境を整え良い菌を増やすには食事・運動・睡眠が大切です。食事には食物繊維・オリゴ糖・発酵食品+ヤクルトなどの生きた乳酸菌が欠かせません。

 

 腸内環境を良好にするためには

❶三食規則正しく食べる❷野菜や海藻、きのこ、豆類を積極的に食べる❸手洗い・うがいの励行❹睡眠をしっかりとる❺たばこを控える❻ストレスをためない❼適度な運動を毎日続ける❽決まった時間に排便を心がける❾生きたまま腸まで届く乳酸菌やビフィズス菌を積極的に摂る

 

 座学はここまでで、次は全員が立ってヤクルトスワローズの応援歌東京音頭に乗せて腸活運動をスクリーンの映像を見ながら2回行いました。腸のぜん動運動が鈍いと、便秘の原因になるといわれています。便秘は悪玉菌を優勢にしてしまうため、腸内環境の悪化につながります。そのため、腸のぜん動運動を促す腸活が大切になるわけです。

最後に提供されたヤクルト400Wをグイっと飲み干し健腸長寿を誓いつつ散会となりました。佐藤秀子先生のお話はとても聞き取りやすく、販促トークはあくまでも抑えながら、腸の大切さを伝えようとする姿勢にはたいへん好感がもてた講座でした。

 

「生きるために学べ」「学ぶために生きよ」

ありがとうございました。みなさんお疲れさまでした。     

                              2023年9月吉日 I.O


7月講座 小話と川柳で笑って百彩健康

酷暑の中、30名の参加を得て宮下講師のお話を伺い、最後は川柳の作成まで行いました。

聞くだけでなく、頭と口も使う講座で大いに楽しみました。

 

主題に入る前に「人生最後まで残したいお宝3つ」の脳トレがありました。

「①健康」「②お金」までは順調でしたが「③心」は奥深く色々な声がありました。

「感謝し、される心」「役に立ちたいと思う心」「自分の責任と思う心」

皆さん、如何でしょうか。

 

 川柳は、俳句程難しいルールは無いようですが、「575音のリズムで人情を詠み、

人や社会を風刺する口語体の詩」というルールの世界一短い詩の形との事です。

 これに一歩踏み込むことで、認知症防止、免疫力アップ等に加え、積み重ねる事で、

いつの間にかプラス思考になると言う素晴らしい効果があるようです。

 

 幾つかの、面白川柳の紹介や、シニア川柳の行間を読むクイズなどを経て、川柳の

基本を学び、「説明句」「写生句」「心象句」の奥深さ、面白さも学びました。

 

 休憩を挟み、川柳試作の時間となりました。難しい「辛い」と言うお題でしたが、

初めての経験の中、皆さん短時間で創った作品が紹介されました。

折角なので幾つかを紹介します。

 

・年寄と 老後の辛さ わかるいま 

・長生きし 友少なく 辛い日々

・この暑さ 生きる望みも うすれてく

・幸せは 辛いと辛いの 掛け算さ

・休肝日 明日にズラせば 辛さ消え

・7センチ 背が高ければ ダンサーに

・七夕に 亡き子の幸せ 祈るのみ

・もう一度 辛い別れが してみたい

・探し物 気ずかれぬよう やる辛さ

何れも「心象句」でしょうか。

 

・子の家族 ペットの死去で 帰郷せず

・猛暑続き ビールも飲めず 白内障

・膝痛く 旅行もいけず とじこもり

これは「説明句」でしょうか。

 

正直な句もありました。

・思いつく ものもないのに 川柳か!

・初川柳 何も浮かばぬ この辛さ

 

仲の良い夫婦でしょうか

・わかったよ というあなた いつもいう

・なぜなのよ 一方通行 わからぬか

 

たった17文字で、我が13期メンバーの心情が浮かび上がる不思議さを改めて感じます。

力作他にも沢山ありましたが、紙面の関係でここで失礼します。


6月講座 マリンバ・ピアノ・弦楽四重奏演奏会

6月14日(水)埼玉会館小ホールにて、今年も「マリンバ・ピアノと弦楽四重奏の調べ」コンサートを開催しました。

 雨模様の天候でしたが、1時30分の開場を待ちきれない人がホール前に溢れ、開場時刻を早めるとあっという間に、500席のホールがほぼ満席となりました。

 

 オープニングはマリンバと弦楽四重奏の競演で、緞帳が開くと同時に「アメリカンパトロール」が軽やかに演奏されました。今年は更に2曲競演が披露され会場の雰囲気が一気に盛り上がりました。

 

 第一部の弦楽四重奏の調べは「コンコルデイア」の4名の皆さんの見事なハーモニーで、「愛の挨拶」等クラッシクを2曲、我々年代にとっての懐かしき井上陽水、坂本九、赤い鳥の名曲、更に石川さゆりの「天城越え」等4曲を楽しませて貰いました。第1部のアンコールとしてピアノとの5重奏で「情熱大陸」が演奏され満員の会場が熱気に包まれました。

 

 第二部の最初はピアノの独奏で、「トルコ行進曲」「ラ・カンパネラ」が披露されました。演奏が進むにつれ、静かな、奥深いピアノの世界に会場が引き込まれ、最後の鍵盤の音が収まると同時に、会場から万雷の拍手が沸き上がりました。

次いで、マリンバ演奏ピアノ伴奏に入り、リズム感溢れる中、バンブルビーブギ、アマポーラなど7曲が演奏されました。演奏者のトークによる曲のテーマ説明や演奏にまつわる色々なお話で一曲一曲楽しく聴くことができました。楽譜は全く見ずに、鍵盤に音をのせ、心地よい響きとメロデイーを作り出す力に、今年もまた驚きを感じました。フィナーレのチャールダーシュの演奏が終わると会場からアンコールの大声援が送られました。 それに応えて、弦楽四重奏も加わり「剣の舞」が華やかに演奏され、大盛況の中終演を迎える事ができました。

 

出演者の皆さん、舞台担当、会場担当、受付担当、介護担当、写真担当など、皆さん大変お疲れ様でした。

 

半年以上前からの企画を着実に進め、今年も成功裏に終わる事ができました。有難うございました。


5月講座 昭和記念公園散策

 5月12日(金)に5月講義の一環として立川にある昭和記念公園を散策してきました。天気は晴天で気温も22度と快適でした。今回は27人が集まり、皆さんお互いに新緑の木々や花々を見て楽しい時間を過ごすことができました。公園は東京ドーム35個分の広さで、西立川口から奥までは約2Kmもある広大な公園です。 

 公園内には、季節ごとに美しい花々が咲き誇り、四季折々の自然美に魅了されました。公園の中心に位置する盆栽園は、数々の優美な盆栽が、その美しさを競って展示され、私たちは日本の伝統的な美意識と職人の技を感じました。 

 また、日本庭園には、美しくデザインされた池や滝、静かな林があり、和の美意識に触れることができ、水面に映った木々や空、風に揺らめく花々は、自然と調和する美しい景観でした。また、そびえ立つ大木の下の白いテーブル椅子に座り、木漏れ日に包まれた昼食の時間は、私たちに大きな安らぎを与えてくれました。 

 公園中央には、広大な広場があり小中学生などや家族連れが花畑を周りに見て芝生の上でのピクニックや活動などの様々な楽しみ方が目に入ってきます。 

 そして午後は、花の丘に立ち寄りました。一面に広がるシャーレーポピーが、まるでカラフルなじゅうたんのように広がっており、その美しさに私たちは心奪われ、感動を覚えました。公園内の野鳥の森では、珍しい野鳥たちの鳴き声を聞きながら、自然の豊かさに触れることができました。 

 昭和記念公園は、自然と文化が融合した、素晴らしい場所です。私たちは、公園内で至福の時間を過ごすことで、自然と調和して日常を忘れさせてくれる貴重な一日を体験できました。